こんにちは。ういすたりあで、3月から居宅介護支援事業所でケアマネージャーをしている大滝です。今回は、高齢者支援における、チームアプローチについて、お話させていただきます。
利用者様の抱える様々なニーズに効果的に応えるため、多職種の援助者がチームを組んで関わる援助の方法をチームアプローチと言いますが、この多職種による関わり合いにより、利用者のニーズが、様々な視点で、把握、分析、判断されるという長所があります。
チームアプローチの展開方法としては、初めにアセスメントを行い、ケアプラン原案を作成します。ここにおいても、高齢者は複数のニーズ、もしくは、未だ見えていないニーズを抱えていることもあるため、他の職種と連携し、本人や家族の意向を確認しながらケアプランに反映させなければなりません。中には、ご自分でニーズがわかっていても、認めない方もいらっしゃいます。
次に、サービス担当者会議を開催し、総合的な援助方針や、長期、短期における目標の確認、支援に関わる人の役割分担等を確認していきます。そのうえで、本人の同意を得て、サービスがスタートします。
サービスが開始されたら、支援やサービス状況の確認、利用者及び家族の状況確認、サービスの過不足がないか、目標の達成状況確認といったことを各職種でモニタリングしていく。と、いった流れが、チームアプローチの展開となります。
チームアプローチの課題としては、支援方法の意思統一といった点が、まず挙げられます。ゴールをどこに設定するのか、そこへたどり着くため、見逃してはいけないこと、逆に目をつぶらなければならないこと。
関係者の意思が統一されていなければ、ぶれてしまいます。
達成すべき目標や解決すべき状況を目指して協力することがチームの意義であります。
私自身、チームアプローチをしながら思うことは、「毎回チームの皆さんに、座学では学べない色々なことを教えていただいている」と、感謝の気持ちです。
これからも他職種の方々と、時には意見をぶつけ合いながら切磋琢磨し、ケアマネージャーとしての力量を上げていきたいと思います。
それが結果として、よい支援につながっていくのではないでしょうか。
最後に、これまでチームを組んでいろいろ教えてくださった皆様。本当にありがとうございました。
そして、これからチームを組んでくださる皆様。まだまだ力量不足ではありますが、ご指導の程、お願い申し上げます。