昨年11月16日、私はデイサービスセンターういすたりあに生活相談員兼ケアワーカーとして入職しました。以前は介護老人保健施設で介護職員として10年程勤めていました。老健では介護業務の他にもさまざまな仕事に携わりました。月例行事や誕生日会などに来てくださるボランティアさんとのスケジュールの打ち合わせやレクリレーションの企画・調整を行ってまいりました。また法人内の福利厚生役員として職員間交流を図るための食事会やイベントを企画し、年間を通しての法人運営にも携わってきました。
老健に勤めて3年程経った頃です。将来は相談業務をメインにした業務に就きたいと思うようになり、社会福祉士の資格を取ろうと決心しました。しかし、私の場合、社会福祉士受験資格は養成機関で1年6カ月程の通信課程を終了しないと受験出来ない事を知り、先ずは通信教育で勉強を始めました。 ところが介護福祉士の資格でも相談業務の仕事に就けることを知り、介護福祉士の資格を昨年の春に取得しました。座学や現場で学んでいくにつれ、ますます相談業務に携わりたい気持ちが大きくなりました。39歳を迎え、「今、転職しなければ、後で後悔する」と思い、転職することを決断しました。まさに「今でしょ!」といった心境です。今後はいろいろ困っている方、悩んでいる方、迷っている方に率直に向き合って傾聴し、親身になってアドバイスができればと思っています。
まもなく入職して3カ月の試用期間が終わろうとしています。同じ介護の仕事とはいえ、デイサービスの生活相談員兼ケアワーカーは未知の分野が多くあります。コミュニケーションひとつにとっても老健の入居者の方と比べ、デイサービス利用者さんの9割はモノをはっきり言われる方なので驚いています。また、老健にいた時代と重なる行事は多々ありますが、休日を利用して利用者さんを外出に引率する行事は新鮮に思っています。何より戸惑ったのは利用者さんの送迎です。送迎は「door to door」が原則です。利用者さんの家を覚えるために、仕事が終わった後、自家用車で送迎ルートを走ったり、道案内のできる添乗職員に教えを請いながら数をこなすうちに2カ月くらいで殆どの利用者さんの家を覚えることができました。介護の経験が長いとはいえ、私にとってはデイサービスセンターでの出来事の一つ一つが貴重な経験となり、日々生きがいを感じて業務に取り組んでいます。
私は、自分が苦境に陥った場合には占い師タレント・ゲッターズ飯田の言葉を胸に秘めて精進していきたいと考えています。「夢は諦めてはいけない。まっすぐに前向きな気持ちで取り組んでいたら、必ず見ている人がいる。見つけてくれる人が絶対現れるから、それまでに腐らず、綺麗な気持ちで素直に好きな事に一生懸命頑張れば良い。自分と時間に負けてはいけない。自分の決めた事だから・・・」
私はこれからも日々研鑽を重ね、利用者さんやクルー(ういすたりあではスタッフをこう呼んでいます)から「この人ならば」と信頼されるように、一日も早く成長していきたいと思っています。